| 注:当時の東北本線はまだ複線化されておらず、現在の下り線を上下の列車が交互に走っていた。事件は複線化前の単線の上り列車で起こったのだが、線路は現在の下り線である。 |
荒川(旧須川)にかかる信夫橋の手前、右手奥に福島第一中学校がみえる。その校庭の片隅に、「左江戸海道」「右山王土湯道」と刻まれた古い道標が保存されている。江戸海道とは奥州街道のこと。山王、土湯道とは現在の国道115号線の旧道で、上鳥渡の日吉神社、土湯温泉に通じる道だった。土湯峠を越えて会津猪苗代にいたる会津街道の一つでもある。福島南町郵便局の前を通って上鳥渡を経て国道115号に合流して吾妻山地の土湯温泉に向かっていた。
道はサンルートプラザのある交差点を左折。正面に民俗資料展示室があり、玄関先の歩道に明治初年の福島市道路元標がある。このあたりが高札場だった。石標のもとに道路元標の説明が書かれたプレートが据えられている。