御蔭廼松
明治14年8月10日明治天皇東北御巡幸の際、無能寺が御休所となりました。本堂前の老松、径12間天皇はこれをご覧になり杉宮内大輔に樹齢を問われたので住職矢吹良慶は「300年」と申し上げ、やがて天皇は杉宮内大輔に松の名を命じられました。杉宮内大輔は「御蔭廼松」と名ずけ和歌一首を詠じたのです。
「おほきみの みかげの松の 深みどり 夏も涼しき 色に見えつつ」
無能寺 桑折町 伊達郡