信夫郡飯坂大鳥城主佐藤庄司基治8代子孫信達の四郡役佐藤新右衛門家忠は摺上川よりの疎水を以って水田の開発を計り元和4年下堰3里余りを開削し4百町歩余りの荒野を開田したのである。その后西堰の農民の要望によって信達の郡代古河善兵衛重喜吉と相諮り寛永元年摺上川より五十沢に至る7里余りを開削したのが上堰である。これによって650町歩あまりの水田が開発された。その后郷土民により両氏の徳澤をしのび西根神社に祀られ大正天皇御即位記念に宮内省より従五位を追贈された。   伊達西根堰
西根堰功労者 佐藤新右衛門家忠の墓 大安寺 桑折町 伊達郡