第3回 セントルイス大会
1904年7月1日〜11月23日
実施競技種目数: 16競技89種目(ボクシングとレスリングが登場)
参加国・選手数: 13ヶ国から689人
パリ大会と同じく万国博覧会の付属大会として開催された。ヨーロッパから離れたアメリカでの開催のため、パリ大会よりも出場選手数が減っている。
当初シカゴに決定していたものを後日ルイジアナ購入100年記念万博開催地セントルイスに変更。
ワシントン大学が大会本部。
はじめて1,2,3位に金、銀、銅メダルが授与される。
この大会で有名な「キセル・マラソン事件」が発生した。
アメリカのフレッド・ローツ選手は20キロ過ぎで力つき、道ばたに倒れ込んでしまったところ、たまたま通りかかった車に乗せてもらいスタジアムに帰ろうとした。
ところがスタジアムまで5マイルのところで車がエンストし、体力を回復したローツは車からおりてそのままゴールを目指し、1着でゴールインした。
ローツを車に乗せた男性が告発したために、その場でローツは失格し、およそ1時間後にゴールしたアメリカのトーマス・ヒックスが優勝した。 |