鴫立庵(しぎたつあん) 大磯 大磯町
寛文4年(1664)小田原の崇雪がこの地に五智如来像を運び、西行寺を作る目的で草庵を結んだのが始まりで、元禄8年(1695)俳人の大淀三千風が入庵し鴫立庵と名付け、大一世庵主となりました。現在では、京都の落柿舎滋賀県の無名庵とともに日本三大俳諧道場の一つといわれています。崇雪が草庵を結んだ時に鴫立沢の標石を建てたが、その標石に”著盡(ああ)湘南清絶地”と刻まれていることから、湘南発祥の地として注目を浴びています。  
   
こころなき 身にもあはれは 知られけり  鴫立沢の 秋の夕暮れ  (西行法師)