八幡宮・浅水城跡 浅水 浅水 五戸町 三戸郡 青森県
浅水城跡は、戦国時代の永正年中南部22代政康の三男長義が築城したと伝えられている。長義の官名は「遠江守」で、五戸・浅水を知行し、禄高三千石であった。長義は寶福寺を開基し位牌や墓は同寺にあり、石碑は五輪塔である。長義の子孫南氏五代利康は寛永8年(1631)24歳の若さで没したので、その霊を慰めるために建てられたのが南部町の三光庵霊廟である。 浅水城は利康の死没によって廃城となり、120年間の支配が終わった。現在は境内地となっており、昔の面影がわずかに残されている。この城跡の東端を奥州街道が通っていた。 林野庁・青森県