中村家は、18世紀中頃から続いた呉服商で屋号は「糸治」または「糸屋」と呼ばれ盛岡で屈指の豪商でした。この建物は藩政末期に建てられたもので東北地方では数少ない現存の町屋です。構造意匠とも、この時代の特色がよくみられ、以前は、市内南大通二丁目(藩政時代の穀町惣門附近)に所在していたが、昭和49年3月現在地に移転復原したものです。また建物とこれに開運した資料は昭和46年、現当主中村七三氏から盛岡市に寄贈されました。建物(主屋、土蔵二棟)は、昭和46年12月28日付国の重要文化財に指定されています。 規模 建物総面積 430.11u

旧中村家住宅 愛宕町14 盛岡市 岩手県