ここは下馬札建立の地てす。かつて、奥州街道は光林寺の黒門前を通っていました。元禄14年、光林寺16代円護が総本山遊行寺(神奈川県藤沢市)45代尊遵上人となり、東山天皇が本山にご行幸の折り勅額を請願し、勅許により大納言藤原基時卿ご染筆の勅額を賜りました(この勅額は現存しています)。これを南部藩主久信公が拝見され、公儀により門前に下馬札が建てられました。これにより、殿様をはじめ、一般通行人もすべて下馬されたと伝えられています。  

光林寺 奥州街道古道跡 第12地割 石鳥谷町中寺林 花巻市 岩手県