時宗総本山遊行寺(ゆぎょうじ) 西富1丁目 藤沢市
清淨光寺(しょうじょうこうじ)が公式の寺名ですが、遊行上人の寺ということから広く一般に遊行寺と呼ばれます。宗祖は一遍上人(1239〜1289)で南無阿弥陀仏のお札をくばって各地を回り、修業された(遊行といいます)念仏の宗門です。この遊行寺は正中2年(1325)遊行4代呑海(どんかい)上人によって藤沢の地に開かれ、時宗の総本山となっています。宝物として、国宝「一遍聖絵」、国重要文化財「時宗過去帳」など多数があります。境内には日本三黒門の一つである総門、銀杏の巨木、中雀門(ちゅうじゃくもん)、市指定文化財の梵鐘、国指定の藤沢敵味方供養塔、小栗判官と照手姫の墓、板割浅太郎の墓、有名歌人の句碑などもあります。また、桜・ふじ・花しょうぶの名所で、観光百選の一つにもなっています。