都旧跡 鈴法寺跡 新町1丁目 青梅市 東京都
鈴法寺は普化宗本寺の一つとして武蔵幸手の藤袴村に創設され、天文元年(1532)川越村付近の葦草(いぐさ)村へ移った。慶長18年(1613)、住持月山養風は、新町村を開拓した吉野織部之助と同じ忍藩士であった関係から、寺を新町村に再度移転した。徳川幕府は普化宗を庇護し、全国120余箇所の普化宗寺院は鈴法寺を本寺としたため、明治4年10月の普化宗廃止まで栄えたが、明治28年に焼失、その東北隅に歴代住持の墓10基が残るにすぎない。  昭和46年3月25日 建設  東京都教育委員会