筏川に沿って八日市(金屋)から小脇、安土町の内野を経て腰越から常楽寺を通り、安土山下に通ずる道は安土街道と呼ばれていました。昔、佐々木氏が小脇の館に居住した頃は武士や町人の往来がかなりあった道です。また、この街道は安土町にある浄厳院の法要中には参詣人でたいへん賑わったということで年の暮には安土町内からネギ等の野菜を八日市に売りにいく人々が毎朝ここを通ったということです。 街道筋には、狛の長者の建立と伝えられる丁石地蔵があって道行く人々と川の流れの安全を祈っているのです。また、丁石地蔵は昔の旅人の距離の目安でもあり、1町(約109m)ごとにあって、現在宿には3体の丁石地蔵が残っています。  宿老人クラブ 八日市市うるおいのある街づくり推進協議会
安土街道 宿 小脇町 東近江市