明治天皇御小休所 名木沢 尾花沢市 山形県
ここは、明治14年(1881)9月28日、明治天皇(1852〜1912)が山形県・秋田県・北海道御巡幸の際、御駐車して御小憩した御仮屋跡です。ここから、前面に雲間遥かに高くそぴえたつ月山・葉山、下には滔々たる日本三急流最上川の清流や耕地が眺められるすばらしい所です。ここで明治天皇が御小憩なされ、川前村の漁夫井苅徳治郎氏ら30名の鮎捕り網打ちをご覧になられた。また、天皇は日の丸の旗をひるがえして最上川をさかのぼる数艘の帆前船もご覧になられ、ことのほかお喜ぴのご様子でこ賞賛なさった。漁夫らは感泣し、捕獲した魚の献上を願い出て、御裁許なされご受納下さった。 昭和20年(1945)9月28日、明治天皇のご聖徳を偲んで、福原村(村長戸津勘吉)が「明治天皇御小休所」の記念碑をたてました。  平成22年10月吉日  福原ふるきと歴史保存会