秋田城跡 寺内大畑 秋田市 秋田県
外郭東門
平成元年度の発掘調査で発見された奈良時代の外郭東門を復元したものです。秋田城の東門の特徴は、軒先につく軒瓦がないこと、部材をつなぐところに船肘木を使用していることです。木材の仕上げは槍の穂先のような鉋という古代と同じ工具で削り、また、表面は丹土を塗っています。
外郭築地
門の横に続いている土壁は築地とよばれています。土を人の手でつき固めながら積み上げる版築という古代と同じ工法で造られています。復元した築地の端は途中で切れていますが、実際はずっと続いていて秋田城の回りを囲んでいました。また、築地の手前にある深さ7mの土取り穴は、築地を積む土を取ったときにできた穴で、後にゴミ捨て場として使われ発掘時には多数の漆紙文書、木簡それにそれに猪、馬、鯨、鳥、などの骨が発掘されました。