旧磯家跡 中磯 小砂川 象潟町 にかほ市 秋田県
菅江真澄が宿泊した 「磯 家」跡
 文人紀行家の菅江真澄は、天明4年(1784)9月25日、三崎山を通って小砂川に入った。悪天候のため、小砂川の磯家へ2泊し、27日に汐越(象潟)に向かっている。 小砂川の磯家は、当時旅龍であった「半右衛門」で、現在の渡部家である。 真澄の紀行文『秋田のかりね』には、宿で夜更けに雷だと思った音が、「くだり穴」という岩の空洞に荒波が入る音であったことが書かれている。そのくだり穴が、渡部家裏の中磯の海岸に今も見られる。    にかほ市