酉の市 鷲神社 千束3丁目18−7 台東区 東京都
鷲神社の御由緒 御祭神 天日鷲命(あめのわしのみこと)・日本武尊(やまとたけるのみこと)
鷲神社は江戸時代以前よりこの地にまつられ、鷲大明神社と号し、福運を招き、強運にあずかる守り神として鷲大明神がまつられております。鷲大明神は天日鷲命と申され、開運・商売繁昌にあらたかな神として古くから崇敬されております。そのお姿は、鷲の背に乗る衣冠束帯のお姿で「鷲大明神・おとりさま」とも云われ、江戸の数数々の火災、関東大震災、第二次大戦の戦禍にもお守りされ、3百年以上にわたり鷲神社に安置されております。その発祥は、景行天皇の御代、日本武尊が東夷征討の時、鷲大明神社(鳥の社)に立ち寄られ、戦勝を祈願し志を遂げての帰途、社前の松に武具の「熊手」をかけて勝ち戦を祝い、お礼参りをされました。その日が11月の酉の日であったので、この日を鷲神社の例祭日と定めたのが「酉の祭」即ち「酉の市」の起源発祥です。
「酉の祭・酉の市」
「酉の市」は江戸時代は「酉の祭」と云われ、人と神が和楽する祭りを意味しております。「市」は「斎く」という意味で神様をお祭りするために「身を清めてつつしむ」ということです。このように「市」は"清浄な神様"を表しております。又、錦絵等に画かれて熊手にも神社で使われる「四手」や神様を祭る場所を示す注連縄がつけられております。この事からも「酉の市」が神社の祭りであり、神様と善男善女の人々が共に和み楽しむ祭りなのです。
浅草酉の市御本社    鷲神社社務所