蛇も蚊も 道念稲荷 生麦4丁目 旧東海道
蛇も蚊もは、300年前に悪疫が流行したとき、萱(かや)で作った蛇体に悪霊を封じ込め 海に流したことに始まると伝えられています。この行事は、端午の節句の行事とされ、明治の半ば頃から太陽暦の6月6日になり、近年は6月の第1日曜日に行われるようになっています。萱で作った長大な蛇体を若者・子供がかついで、「蛇も蚊も出たけ、日和の雨け、出たけ、出たけ」と大声に唱えながら町内をかついで回ります。もとは、本宮と原で一体づつ作り、本宮のものが雄蛇、 原のものが雌蛇といって、境界で絡み合をさせた後、夕刻には海に流していましたが、現在は両社別々の行事となっています。  平成5年3月  横浜市教育委員会    市指定無形民俗文化財