史跡 東海道川崎宿六郷の渡し 川崎側から六郷方面 
関東でも屈指の大河である多摩川の下流域は六郷川とよばれ東海道の交通を遮る障害でもありました。そこで慶長5年(1600)、徳川家康は、六郷川に六郷大橋を架けました。以来、修復や架け直しが行われましたが、元禄元年(1688)7月の大洪水で流されたあとは、架橋をやめ明治に入るまで船渡しとなりました。渡船は、当初江戸の町人らが請け負いましたが、宝永6年(1709)3月、川崎宿が請け負うことになり、これによる渡船収入が宿の財政を大きく支えました。  川崎市