室町幕府は応仁の乱後、勢力が衰え社会は乱れた。近江守護職佐々木高頼は、社寺領等を領地とした。幕府の返還勧告に応じない佐々木氏を討伐のため時の将軍足利義尚は長享元年10月近江へ出陣、鈎に滞陣した。滞陣2年病を得、延徳元年3月25歳の若さで当地で陣没した。本陣跡は西約300メートルの永正寺の一帯である。平成3年11月建立

鉤(まがり)の陣跡地 上鉤 栗東市 滋賀県