重要文化財 吉御子神社本殿
本神社は鹿葦津姫命 吉姫命、吉彦命、応神天皇、猿田彦大神を祭神としその起源は律令時代に遡るが、現存社は慶応3年(1867)山城国(京都市)上賀茂神社の旧社殿を請けて造営竣工したものである。本殿は東に面し、内陣と外陣とにわかれている。内陣には重要文化財指定の吉彦命坐像及び隋神坐像2体を祀っており、本殿の正面には三間の向拝をつけ勾欄、擬寶珠、金具共にその様式は簡素ではあるが、わが国の流造建築の代表的なものである。平成9年3月 石部町教育委員会
吉御子神社 石部西1丁目 湖南市 滋賀県