この巨大な石燈籠は、文政5年(1822)増加する旅人の目印となるよう、東側の川岸に地元や京都・大坂を中心とした万人講中の寄進によって建てられたものです。その高さは10.5m、燈火を灯す火袋は大人も通れるほどで、道中でも最大級のものとされています。建造には多額の費用を要したため、基壇には多くの寄進者名が刻まれています。明治以降、水害によって一部形状を損ないましたがその交通史上の価値は高く水口町の文化財に指定されています。
東海道横田渡常夜燈 水口町泉 甲賀市 滋賀県