この像は、江戸時代後期に十返舎一九が書いた滑稽本「東海道中膝栗毛」の主人公である弥次郎兵衛と喜多八をモデルにしたものです。「東海道中膝栗毛」とは二人が伊勢詣でを思い立ち、数々の失敗や滑稽を繰り返しながら、東海道を江戸から京、大阪に旅する様子を描いた滑稽紀行文です。物語では、大阪に行く前に三条大橋に近い宿屋に泊って、ハシゴを買わされる話になっています。 このブロンズ像は、三条小橋商店街が、二科会の会員で彫刻家の小山由寿氏に制作を依頼し平成六年に建立し、西院春日神社内にある旅行安全・還来成就の神である還来(もどろき)神社に御祈祷をして頂きました。
弥次喜多像 三条大橋西詰 中島町 中京区 京都市