本陣跡 神戸町 熱田区 名古屋市 愛知県
宮の宿赤本陣跡
宮の宿は熱田宿とも呼ばれ、勅使や大名、旗本らの公用の宿泊施設である本陣が二軒あり、赤本陣と白本陣と呼んで区別していた。本陣職を承った者は土地の有力者に限られ、代々世襲で、赤本陣は南部新五左衛門が努め、苗字帯刀を許されていた。天保年間(1830〜44)の『東海道宿村大概帳』によれば建坪236坪となっており、南部家の記録では間口約16間、奥行き21間であったと記されている。戦災によって本陣の遺構は全くない。 名古屋市教育委員会