西浜御殿跡 神戸町 熱田区 名古屋市 愛知県
西浜御殿は承応3年(1654)尾張藩二代藩主徳川光友が造営したもので、東西36間(約65m)、南北33間(約59m)に及ぶ豪壮なものであったといわれ、幕府高官や公家、大名の客館として使用されていた。正殿は安政年間(1854〜60)成岩(半田市)常楽寺に移され、残る諸館も明治6年 (1873)売却され跡形もない。門は現在春日井市中央公民館に残されている。 ちなみに熟田の浜の浮世絵などに見える城郭のような建物は東浜御殿の一部で、初代藩主義直が造営したものである。 名古屋市教育委員会