旧鎌倉街道 呼続3丁目 南区 名古屋市 愛知県
古来、呼続一帯は四方を川と海に固まれた、巨松の生い茂る陸の浮島として、「松巨嶋」(まつこじま)と呼ぼれ、尾張の名所であった。ここは東海道が南北に通り、これに鎌倉街道が交差している。西側の磯浜は「あゆち潟」と呼ばれ、これが「愛知」の地名の起源になったといわれている。 芭蕉は「寝覚めの里よびつぎ」と書き記し、この地に足跡を残している。また、山崎の長坂(今より急坂であった)に接する山崎の立て場は、宮の宿への往還の地として賑わい、宮の宿より渡し舟の出港を呼びついだことから「よびつぎ」の名があるとも言われている。平成13年吉日 名古屋市・呼続学区