笠覆寺 上新町 南区 名古屋市 愛知県
天林山と号し、真言宗。 俗に笠寺観音の名で知られ、尾張四観音の一つである。天平年中(729〜)禅光上人の開基で、十一面観世音を安置する。初め小松寺と称したが、延長年中(923〜)藤原兼平が堂宇を再興し、今の寺号に改めた。のち再び荒廃したが、嘉禎4年(1238)僧阿願が朝廷に願い出て、宣陽門院庁より田畑の寄進を受け堂塔を建立した。当寺には重要文化財・県指定文化財多数がある。名古屋市教育委員会

多宝塔 正保年中(1644〜48)

本堂 宝暦13年(1763)

芭蕉千鳥塚 宮本武蔵碑