池鯉鮒の馬市は古来、牛田一八橋間の野原にあったとする言い伝えがある。その付近に“馬場池”と呼ぶ池があり、70年前頃まで子供達がよく遊びにいったとか。 古代万葉集にも「引馬野」の歌があり、その頃から馬の市があったようである。 江戸初期東海道が開け、池鯉鮒宿が設けられて、人々が町に集まってきたことから、慈眼寺を中心にした付近が選ばれ、時には東海道松並木両側にも空き地を設けて、収容し切れない馬を繋いだともいわれている。
馬市の跡 牛田町御林 知立市 愛知県