江戸時代街道を旅する人々が頼りにしていたのが「道標」です。主要な道の分岐点には必ず道標が建っておりました。東西南北を太陽に頼るしかない当時の旅人にとって自分の行き先を示してくれる道標はどんなに有難い存在であったか想像できます。この「道標」は伝馬の脇本陣であった杉山家の所蔵の物を複製しました。素材も当時そのままの岡崎産の良質な「花崗石」を使用しております。建っていた場所はここより北と推測され、東海道より足助街道へ行く道を示しております。
道標 備前屋前 伝馬通2丁目 岡崎市 愛知県