今から300年ほど前、俳人・松尾芭蕉は「ここも三河 むらさき麦の かきつはた」の句を残しました。これは、むかし藤川宿一帯で紫色に染まる麦が作られていたからで、これを「むらさき麦」と呼んでいました。しかしこの麦は、戦後、作られなくなり、幻の麦となってしまいました。 平成6年、地元の人々の努力によって再び栽培されるようになり、以後、毎年5月の中旬から下旬にかけて、その美しい色を鑑賞することができます。 藤川宿まちづくり研究会
むらさき麦 馬面 市場町 岡崎市 愛知県