是より西 本宿村 藤川宿へ壱里
本宿は往古より、街道とともに開けた地であり、中世以降は法蔵寺門前町を中心に町並が形成された。鎌倉街道は東海道の南、法蔵寺裏山辺りを通り鉢地から宮路山中へと続いていた。近世に入り、東海道赤坂宿、藤川宿の中間に位置する間の宿としての役割を果たしたといえる。享和2年(1802)の本宿村方明細書上帳によれば、家数121軒、村内往還道19丁、立場茶屋2か所(法蔵寺前、長沢村境四ツ谷)があり、旅人の休息の場として繁盛をきわめた。以下略  1994年9月 国進一号本宿地区東海道ルネッサンス事業委員会
本宿入口 深田 本宿町 岡崎市 愛知県