国登録文化財 豊橋市公会堂  1棟  平成10年9月2日登録
 豊橋市公会堂は、豊橋市制25周年を記念して昭和6年(1931)に建てられました。鉄筋コンクリート造3階建で、玄関には巨大なコリント式の列柱を並べ、その両脇には四方に羽はたく大鷲の彫刻で飾った半球ドーム屋根の階段室を置いており、堂々とした正面の構えに特徴があります。正面入□列柱上の半円アーチ、3階の2連アーチ窓、丸窓に用いられるステンドグラスなどから、全体にロマネスク様式(城郭風)を感じさせますが、半球ドーム屋根はモザイクタイルを用いており、中近東風の建物を思わせます。建築面積は1202uです。設計者は静岡市庁舎本館や静岡銀行本店などを手がけた、浜松市出身の中村與資平です。 なお、建物は平成12年に外壁等の補修を受けています。 豊橋市教育委員会
 豊橋市公会堂 八町通り2丁目 豊橋市 愛知県