江戸時代の東海道沿線の村々を記録した『東海道宿村大概帳』には「(掛川)宿より袋井宿迄間往還通並木」と記され、街道の両側には旅人を強い日差しから守っていた松並木が、名栗から久津部の間に残されています。 東海道の松並木は、慶長9年(1604)に徳川秀忠が「街道の左右に松を植しめらる」と『徳川実紀』は記しています。その後、幕府は並木の維持管理に関する法令をたびたび出しています。明治維新以後は道路拡幅工事などによってその数を減らしてしまいました。平成12年3月10日  袋井市教育委員会
東海道松並木 国本/広岡 袋井市 静岡県