間の宿原川
 宿と宿の間の街道に沿った小集落を間の宿と呼びます。間の宿では、旅人の休息の場を提供することはできますが、旅籠すなわち宿泊業を営むことは許可されていませんでした。 原川は、掛川宿まで1里18町(約6km)、袋井宿まで33町(約3.6km)の位置にあり、戸数は、文化・文政年間に編纂された「掛川誌稿」には46軒という記録があります。原川には、原川薬師と呼ばれていた金西寺阿弥陀仏、その薬師に供える薬師餅を売る茶店、酒屋などが軒を連ね、街道を行き交う旅人で賑わいました。
金西寺 領家 掛川市 静岡県