江戸時代に諸大名が江戸と国元を往復した時の旅館にあてた宿駅の宿泊所を本陣という。掛川宿の本陣は、連雀町の沢野弥三左衛門が寛永の始め頃から幕末までつとめた。屋敷規模は総坪457坪余、表間口16間3尺3寸(約31m)あったといわれ、いかに広かったかが偲ばれる。 本陣の建物は、江戸時代に何回か火災にあい、その度に建て替えられた。その位置については、都市改造事業などにより当時の面影を残すものはなく、明確にはわからないが、現在地にあったと思われる。
 本陣跡 連雀 掛川市 静岡県