昭和30年代までは、こゝから西に瀬戸山の丘が続いていた。 この碑の所から細い道が瀬戸山の上を通って、山を下りると内瀬戸の部落へ通じていた。 この道が中世からの瀬戸の山越えと呼ばれた古東海道である。 松並木の東海道ができた頃も、大井川の洪水が山裾に寄せたときは、旅人は丘の上の道を通った。 古代は東海道が初倉から小川、更に初倉から前島へ通っていた。 島田から志太の山沿いに藤枝への道を通るようになったのは、鎌倉幕府を開いた翌年、源頼朝上洛の帰路が初めてであるといわれる。  平成10年5月  青島史蹟保存会
古東海道 瀬戸新屋 藤枝市 静岡県