新町橋は、この辺りが新町と呼ばれていたことから名付けられた大場川(通称:神川)に架かる橋で、江戸時代には東海道五十三次の三嶋宿の出入り□として多くの旅人がこの橋を渡っていました。 快晴の日には、ここからすばらしい富士山の姿が見えることで知られていて、浮世絵師の安藤広重もこの辺りからみた雪景色の富士山を「東海道五十三次三島狂歌入り佐野喜版」に描いています。  また、この橋の西側約600m先には、鎌倉幕府を開いた源頼朝が祈願をしたことなどで有名な「三嶋大社」があるほか、その三嶋大社東側には、旧暦を代表する暦として市の指定文化財にもなっている「三嶋暦」を製造販売していた河合家があります。 この河合家の旧家は「三嶋暦師の館」として一般開放されていて三嶋暦に関する資料がご覧になれます。
新町橋 新町 三島市 静岡県