手づくりガラスと総欅の家(磯部家)
明治42年(1909)に建築された当家は、素材の美しさから近世以降、寺院建築に多く用いられた欅を材とし、柱や梁から一枚板の戸袋に至るすべてが欅づくりで、永年磨き込まれた木目がみごとです。  二階の窓ガラスは、波打つような面が美しい手づくりのガラスです。 日本における板ガラスの生産開始が明治40年ですから、国産、輸入品の見分けは困難ですが、当時の最先端の建築用材といえます。  静岡市
磯部家住宅 蒲原3丁目 清水区 静岡市 静岡県