原宿の本陣渡邉家は阿野全成(源頼朝の弟・義経の兄)の子孫であり、代々平左衛門を名乗って幕末に至ってる。 原宿の草分けであり広大な建物を持っていたので、自然に大名・幕吏等の宿所として本陣となり問屋、年寄、名主等を勤めていた。明治維新後、明治元年(1868年)10月7日明治天皇東幸の時、本陣渡邉平左衛門家で「御小休」をされ、その後も巡幸され「御昼」をされた記録も有る。昭和20年の敗戦前まで『明治天皇行在所』と記された標柱が現在地に整備され立っていた。間口は15〜17間で、建坪は235坪、総坪数は山林、畑を含め6、600坪の広大な規模であった。 
原宿本陣跡(渡辺家)原 沼津市 静岡県