治承4年(1180)10月、平家の軍勢が富士川の辺りまで押し寄せてきた時、鎌倉にあった源頼朝はこの地に出陣した。 たまたま、奥州からかけつけた弟の義経と対面し、源氏再興の苦心を語り合い、懐旧の涙にくれたという。  この対面の時、兄弟が腰かけた二つの石を対面石という。 またこの時、頼朝が柿の実を食べようとしたところ、渋柿であったのでねじってかたわらに捨てた。 すると、後に芽を出し、二本はは幹をからませねじりあっていたので、いつしかねじり柿と土地の人は呼ぶようになった。 清水町教育委員会
 対面石 八幡神社 八幡 清水町 駿東郡 静岡県