箱根旧街道杉並木 箱根 箱根町 足柄下郡
江戸と京都を結ぶ「東海道五十三次」は江戸時代の元和4年(1619)頃に、それまでの湯坂道を廃し、湯本、畑宿、箱根を廻る街道に改められました。この杉並木は、徳川幕府が、旅人に木陰を与えようと道の両側に植えたもので、東海道では唯一のものです。第二次世界大戦中、伐採されそうになったこともありましたが、現在では、国指定史跡として保護され、芦ノ湖畔周辺の4地区に、約420本の杉が残されています。残された杉には、人々の愛護の心が込められています。杉並木を大切にしてください。   文化庁 神奈川県教育委員会 箱根町教育委員会