賽の河原 元箱根 箱根町 足柄下郡
この地は地蔵信仰の霊地として、江戸時代東海道を旅する人々の信仰を集めたところです。その規模は大きく、多数の石仏、石塔が湖畔に並んでいました。しかし、明治時代に入ると、仏教の排斥から多くの石仏が失われ、また芦の湖畔の観光開発の中でだんだんとその規模が縮小し現在のようになりました。現存する石仏、石塔の中にも鎌倉後期と推定される艘塔を始め貴重なものがあります。  昭和61年6月   箱根町教育委員会