小田原城 小田原市
天守閣は城の象徴として本丸に構えられたものである。寛永11年(1634)には、三代将軍徳川家光が小田原城の天守閣に登り、武具を見たり展望を楽しんだという記録が残っている。元禄16年(1703)の大地震のときには、小田原城のほとんどの建物が倒壊・焼失してしまうが、天守閣は宝永3年(1706)に再建され、明治3年(1870)の廃城まで小田原のシンボルとしてそびえていた。現在の天守閣は、昭和35年(1960)5月に、市制20周年の記念事業として復興したもの (以下略)