益田家のモチノキ(県指定天然記念物) 戸塚 横浜市
モチノキは暖地に生育する雌雄異株の常緑広葉樹で、高さは通常3〜8mに達し、四月頃に横緑色の群生した小さな花を咲かせ、球形の果実を付けて赤く熟する。この樹皮より鳥もちを作ることからモチノキの名の由来があり、古くから人々によく親しまれている木である。指定された「益田家のモチノキ」は、国道1号の旧東海道に面し、樹高18m、目通り2.4m、根回り3.1mの雌株と、これより0.75mほど離れて並ぶ、樹高19m、目通り3.2m、根回り4.9mの雄株の二本である。これほどまで生長した大木はほとんど類を見ないばかりか、共に美しい樹冠で接しているのも珍しい。以下略   神奈川県教育委員会