大畑八幡宮の由来
祭神誉田別命(応神天皇) 例祭9月14日〜16日
最初は深山の地に祀られていたが、慶安元年(1648)現在の社地に遷されている。享保10年(1725)には、京都の吉田家より「宗源宣旨」の許状を受け「正一位八幡宮」の神位を授けられた。 社内の御本殿は安永5年(1776)に伊勝久右衛門より寄進されたもので、江戸から船で運ばれている。建築様式は流れ造、総欅製で柱の一本一本にも細かな彫刻が施された立派なものである。社宝として「あわび貝」がある。 寛政の頃幕府の御用船「政徳丸」に船頭として大畑出身の長川仲右衛門が乗っていた。 房洲沖で嵐にあい沈没しそうになったとき、一枚の鮑貝が船底の穴をふさぎ助かった。その貝を持って帰った処、中に自然に「大神宮」という文字が浮き出ていた。現在も海上安全の守護神として信仰されている。 大畑町教育委員会
大畑八幡宮 南町 大畑町 むつ市 青森県