八代神社 神島 鳥羽市 三重県
創立年代は不詳 主祭神 綿津見命
三島由紀夫は八代神社を「最も美しい場所のひとつ」と語っています。小説の中では、新治が村の平穏と美しい花嫁を授かるように祈った場所として、また初江が新治の航海の無事を祈った場所として描かれています。
「これから毎日、新治さんの無事を祈って、八代神社におまいりします。私の心は新治さんのものです。どうぞ元気で帰って来て下さいね。新治さんと一緒に航海へ出られるように、私の写真をあげます。大王崎でとった写真ですのよ。(略)何だか希望が見えてきたような気がします。どうぞ希みをすてないで、頑張って下さいね。」 新潮文庫『潮騒』P146より引用