賓林寺は曹洞宗、岡崎市龍海院末寺である。創立は応永3年(1396)である。開基は今川氏の家臣、入道して一乾徳公座元と称した僧であると伝えられている。本尊は釈迦如来座像である。弘治3年(1557)には今川義元が賓林寺正運あてに寺領を寄進している。元禄10年(1697)には龍海院開山摸外和尚より15代法孫碧雲見龍和尚を開闢開山と仰ぎ龍海院末、中本山となった。幕末には衆寮で寺子屋が聞かれていた。境内には芭蕉の俳句の句碑がある。  平成20年2月  杉出校区
賓林寺 杉山町松岡 豊橋市 愛知県