敦賀港は、明治32年(1899)に外国貿易港に指定された。 この倉庫は紐育(ニューヨーク)スタンダード石油会社が明治38年に石油の輸入を開始したときに石油貯蔵庫として建設された。 2棟のイギリス積みの煉瓦造平屋建の倉庫は、外国人技師の設計と伝えられている。 この倉庫は、第二次世界大戦中は軍の被服庫として、その後は海産物の貯蔵庫として使用されてきたが、平成15年に敦賀市に寄贈された。 内部には、柱型を出さずに、桁行方向の内壁には1から65までの石油缶整理用の数字が残されている。 県内では最大の煉瓦造の建物は、敦賀港の繁栄の時代を今に伝える遺構の一つで市民からは「赤レンガ倉庫」として親しまれている。 敦賀市・(社)敦賀観光協会
赤レンガ倉庫 金ヶ崎町 敦賀市 福井県