高宮布は高宮の周辺で産出された麻布のことで室町時代から貴族や上流階級の贈答品として珍重されていました。高宮細美とも近江上布ともよばれ江戸時代になってからも高宮はますます麻布の集散地として栄えました。布惣では7つの蔵にいっぱい集荷された高宮布が全部出荷されそれが年に12回繰返さなければ平年でないといわれたと聞きます。現在5つの蔵が残っており当寺の高宮嶋の看板も現存しています。
高宮布の布惣跡 高宮町 彦根市