金堂集落の中心に位置し隣地には稲荷神社、金堂陣屋跡があります。この外村繁家は、隣家の外村宇兵衛家の分家にあたり、明治40年当主吉太郎が本家の勤めから独立東京に呉服木綿問屋を開き近江商人として活躍しました。外村繁(本名茂)は明治35年に三男として生まれ、京都第三高等学校を経て、東京帝国大学に進み文学を志しました。父の死後一時家業を継ぎましたが、再び文学の道に入り、芥川賞候補や池谷賞、野間文芸賞等を受賞し数多くの作品を遺し、昭和36年、58歳で永眠しました。ご遺族のご協力により近江商人屋敷作家外村繁の生家として永久に保存するものです。  平成2年4月 東近江市五個荘
 外村繁文学館 五個荘 東近江市 滋賀