延享年問(1744-1748)に下総(茨城県)結城に開店したと伝えられ、「角大」近江屋久右衛門と称し、醸造業を営みました。西井新兵衛、近江屋太兵衛らと共に、結城御三家と言われ、その中でも清六家の勢力は著しく、結城藩水野家の御用金を承り、名字帯刀を許されました。 家業は明治33年に畳まれましたが、後代の清六氏は書画を愛好され、先代は国立博物館の学芸部長として活躍されました。 当建物は昭和5年に建築された京風数寄屋造りの町屋(野間家の分家。本宅は向かいの建物)で、平成16年に改築され、現在は福祉とアートが交差する施設「ボーダレス・アートギャラリーNO-MA」として一般公開されています。
野間清六宅 永原町上 近江八幡市