林桐葉宅跡 神宮2丁目 熱田区 名古屋市 愛知県
林桐葉は熱田の郷士で、貞享元年(1684)冬、『野ざらし紀行』の旅をしていた芭蕉を、わが家に迎えて蕉門に入り、また鳴海の下里知足を紹介するなど、尾張蕉風の開拓者となった。芭蕉もよく立ち寄って名吟を残し、『熱田三歌仙』もここで巻かれている。晩年は元竹と号し、書道に熱中して俳諧から遠ざかった。正徳2年(1712)没した。 名古屋市教育委員会